ギネス フォーレン エクストラ スタウト/Guinness Foreign Extra Stout

(1)特徴

・ギネス フォーレン エクストラ スタウト/Guinness Foreign Extra Stout

・ギネス ナイジェリア(ナイジェリア)

・7.5%

・スタウト

アイルランドに本社があるギネスが、ナイジェリアで生産しているフォーレン エクストラ スタウト(FES)。ギネスビールは世界中どこでもレシピは同じですが、一部の国では例外的に違うレシピで生産されており、このナイジェリア版もその1つです。その理由としては、ナイジェリアがギネスビールにとって非常に大きい市場であること、また過去にナイジェリアで穀物輸入が禁止されていた時にサトウモロコシ(コーンの一種)などを大麦の代わりに使用していたこと、などが関係しています。実際にこのFESも大麦に加えてサトウモロコシも使用されています(使用割合としてはサトウモロコシの方が多い)。そのため本場アイルランドで作られているギネスビールはもちろん、ほかの地域で生産されているFESとも風味が異なっており、より甘みが強く重い味わいと言われています。

(2)テイスティング

【香り】

甘めのキャラメル、いちじく、しっかりローストした麦芽、プラム、桜桃、ミルクチョコ

 

【味】

チョコレート、強くローストした穀物、プルーンやいちじくのドライフルーツ、ハーブ、灰ぽさのある深煎りコーヒー

 

【総評】

クリーミーな甘みの強いギネス。ギネスと比べると香りは甘さが強い、飲み口も甘さもしっかりあるがチョコレートや強くローストした穀物・コーヒーのビターさも強く、強い甘さとトントンに釣り合った余韻。甘さの強さや粉っぽいビターさがサトウモロコシ由来なのかは不明だが、通常のギネスと同じくシンプルながら深みがあって面白かった1本。