(1)特徴
・ポールジョン 7年 (ケイデンヘッド)/Paul John 7yo (Cadenhead)
・ジョン蒸溜所
・55.4%
・バーボンホグスヘッド樽、シングルカスク
ポールジョンは、1992年創業のインド第4位の酒造メーカー、ジョン・ディスティラリーズ社の商品です。世界遺産として有名なゴアに2009年にジョン蒸溜所を建設し、ウイスキー生産を開始しています。インド産の大麦麦芽に、スコットランド産・アイラ島産のピートを使用(ノンピートタイプの原酒もあります)、熟成は主にバーボン樽で行っています。
今回テイスティングしたものは、ケイデンヘッド社がバーボンホグスヘッド樽/シングルカスクで7年間熟成した後にボトリングしたものです。
(2)テイスティング
【香り】
バニラ、蜂蜜、オーク、麦芽、ドライフルーツのパウンドケーキ、スパイス、塩気が少し。加水するとオイリーさが増してバターとカスタード、メロンマンゴー系のフルーツ、焼き菓子。時間を置くとどんどん華やかになる
【味】
蜂蜜、ペッパーや生姜のスパイシーさ、オーク、塩気、麦芽。加水するとクリーミーな甘さに草や木のニュアンスも。余韻はフルーティ
【総評】
ポールジョンらしいスパイシーさもあるが、強いバニラや蜂蜜の甘みとクリーミーさがその上に乗っかっていてやや優勢。時間を置くとフルーティな華やかさがどんどん増していって、カスクストレングスならではの変化が楽しめて2度楽しい。ポールジョンはオフィシャルも良いけど、ボトラーズの度数高めはより奥行きが楽しめるのでオススメ。