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竹鶴 21年/Taketsuru 21yo

(1)特徴

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・竹鶴 21年/Taketsuru 21yo

ニッカウヰスキーアサヒビール所有)

・43%

 

ニッカウヰスキーは1934年設立の蒸溜所です。ジャパニーズウイスキーの父ともいえる竹鶴政孝サントリーを退社後に、北海道余市で設立しました。

「竹鶴」と言う商品の発売は比較的最近の2000年で、「ブレンデッドウイスキーのように飲みやすいピュアモルトウイスキーを」との要望から、同社の余市蒸溜所および宮城峡蒸溜所の原酒を使用して作られました。発売当時からサントリーに対抗すべくかなり安い値段で発売されており、その割に安定して旨かったので、筆者が大学生の頃は好んで飲んでいました。今は人気が劇的に高まり、値上がりした定価ですら買うことは困難になってしまいました。サントリーよりも風味は好みだったので、多少値上がりしてでも手に入るようになってほしいのですが、2021年までの生産設備増強後でも需要はまかない切れない気がしています。

本レビューの竹鶴21年は、余市・宮城峡蒸溜所の21年以上熟成の原酒をバッティングした商品で、ニッカのウイスキーの中では最も世界的に評価されてきた(品評会で金賞等を受賞してきた)商品です。竹鶴を構成する余市のスモーキーさと宮城峡のシェリー感を存分に味わえる一品です。

 

(2)テイスティング

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【香り】

レーズン、ラムや煮詰めたシロップ、蜂蜜、ゴム、スモーキーさ、南国フルーツ、カスタード、ブルーチーズ

 

【味】

バター、ブドウ、スパイス、焦がしたオーク、ブルーチーズ、樹の蜜、クラッカー、スモーキーさ、塩気、若干のビターさ。加水すると煮込んだフルーツポンチ、焦がした木のビターさが増す。

 

【総評】

少しねっとりした癖のある甘みとスモーキーさ。余市のピート感と宮城峡のどっしりシェリー感がそれぞれガッツリ感じれる一本。良い意味で双方のシングルモルトが激しく主張し合い、まさにブレンデッドモルトの醍醐味を味わえる一本です。サントリーの響が調和した美しさなら、これはシングルモルトの持つパワーを感じますね。ブレンデッドウイスキーでもシングルモルトでも出会えない、かなりインパクトのある旨さでした。