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クライゲラヒ 12年 ケイデンヘッド/Craigellachie 12yo Cadenhead

(1)特徴

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・クライゲラヒ 12yo ケイデンヘッド/Craigellachie 12yo Cadenhead

・クライゲラヒ蒸溜所/ケイデンヘッド社ボトリング

・46%

シェリー樽65%:マデイラ樽35%

 

クライゲラヒは、ブレンデッドウイスキーのホワイホースのキーモルト、またデュワーズの構成原酒の一つとして知られています。創業は1891年、蒸溜所はスペイサイド中心に近い場所に位置しています。特徴として、発芽した大麦麦芽の乾燥にオイルヒーティングを用いている点が有名で、これが硫黄感のある風味を生んでいると言われています。元々ブレンド用原酒としての用途が殆どだったため、シングルモルトとして認知され始めたのはオフィシャルリリースがされ始めた2014年以降と、かなり最近の事です。

今回テイスティングするのは、オフィシャル品でなく、インディペンデントボトラーズのケイデンヘッド社が熟成、ボトリングしたものです。シェリー樽とマデイラ樽熟成原酒をバッティングしており、オフィシャルの13年でも感じるシロップのような甘さに加えて、桃やチェリーのような風味が感じられ、よりフルーティな仕上がりとなっていることが特徴です。


(2)テイスティング

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【香り】

桃、煮込んだフルーツ、塩気、発酵食品や熟したフルーツのエステル香、ブラウンシュガー。時間が経つとまとまり、ハイチュウの桃味。

 

【味】

甘くスパイシー。アメリカンチェリーのシロップ漬け、シナモンやクローブ麦芽、微かにオレンジの酸味。余韻は塩気、ビターさ、オートミール穀物感、ハーブ、軽くローストした麦芽。加水するとややビターさが目立つようになる。

 

【総評】

しっかりした穀物感と、濃厚な完熟フルーツの甘み。加水するとややビターさが目立ってしまうので、ストレートのままが最適。シェリーが出すぎていないことで(リフィル樽を使用して軽めの影響に留めたとのこと)、マデイラ樽の桃やオレンジ、シナモン感がよく感じられる。非常に旨い。オフィシャル13年よりも華やかで好み。