タリバーディン 2013 10年 (ダンカン・テイラー)/Tullibardine 2013 10yo (Duncan Taylor)

(1)特徴

・タリバーディン 2013 10年/Tullibardine 2013 10yo

・タリバーディン蒸溜所、ダンカン・テイラー社ボトリング

・53.6%

・オーク樽で10年熟成後、シェリーオクタブ樽で4か月追加熟成

タリバーディン蒸溜所は1949年設立の比較的新しい蒸溜所です。1900年以降にスコットランドで誕生した初めての蒸溜所ですので、伝統ある蒸溜所と新鋭蒸溜所の狭間にある存在と言えます。現在はフランスのワイン商「メゾン・ミッシェル・ピカール」が所有しています。その影響なのか、ワインのような軽快で柔らかな風味が特徴で、ハイランドというよりローランドに近い特徴と言われています。

今回テイスティングしたのはダンカン・テイラー社がボトリングしたもので、オーク樽で10年熟成した後、シェリーオクタブ樽で4か月追加熟成したものです。

(2)テイスティング

【香り】

キャラメル、アップルタルト、蜜、乾いたオークや穀物、バニラ

 

【味】

ロースト麦芽やオーク、燻したハーブ、アップルタルト、オレンジピール、ウッドスモーク

 

【総評】

しっかりとしたウッディさと樽由来の甘さ、かなりはっきりしたオクタブ熟成らしい風味。嫌みに感じるほどの癖はそこまで無い。どちらかと言うとハイボールで力を発揮しそうなパンチのある風味。