(1)特徴
・エヒト シュレンケルラ ウォイヒセル ロートビーア/Aecht Schlenkerla Weichsel Rotbier
・ヘラー醸造所(ドイツ)
・4.6%
・ラガー、ラオホビア
ドイツのハンベルグにあるヘラー醸造所で生産されているラガービール。1405年創業と歴史のある醸造所で、元はハンベルグにあるパブ(シュレンケルラ )がビール生産を始めたことに遡るようです。
今回テイスティングしたのは、かつてドイツ中南部で親しまれていたロートビーア(red lager)です。生産方法の煩雑さから19世紀頃からブラウンビーアにとって代わられて来ましたが、1997年に復活させたとの事です。麦芽乾燥にビーチウッドではなくチェリーウッドを使用しており、フルーティなスモーキーフレイバーが特徴とされています。
(2)テイスティング
【香り】
レザー、ダークフルーツ、プルーンやレーズン、ウッドスモーク、ロースト麦芽、クローブ、少しローストしたプラム
【味】
ロースト麦芽、ウッドスモーク、レザー、レーズン、オレンジロースト
【総評】★★★
美しいバランス。通常のラオホビールと比べると、より軽快寄りでフルーティなスモークで、麦芽の繊細な旨味も殺さない。個々のパンチは強すぎずしつこくなく、スモークビアにもかかわらず繊細な要素もかなり感じることが出来る。素晴らしいと思う。