(1)特徴
・レダイグ 10年/Ledaig 10yo
・トバモリー蒸溜所
・46.3%
・バーボン樽熟成原酒メイン
レダイグは、1798年設立のトバモリー蒸溜所のピーテッドタイプの原酒を使用したブランド(ノンピーテッドタイプはトバモリーとして販売されています)。フェノール値は35ppm程度と言われています。トバモリー蒸溜所は、設立当初はレダイグ蒸溜所(蒸溜所の場所がレダイグという地名だったことから)で、当時はピーテッドタイプの原酒がメインだったようで、現在のレダイグブランドもこのことに由来しています。
今回テイスティングしたのはオフィシャルのレダイグ 10年で、バーボン樽熟成原酒をメインにバッティングされた商品のようです。46.3%という中途半端な度数である事も特徴的です(この度数が酒質などの特徴がよく表れるから?)。
(2)テイスティング
【香り】
ヨード感あるスモーク、海水、湿気たオーク、オレンジやグレープフルーツのピール、ミントアイス、ナッツ
【味】
甘くスパイシー。唐辛子やペッパー、バニラ、シロップ、ウッドスモーク、ヨード、海水。トーストした麦芽とスモーク、乳酸の余韻
【総評】★
少し刺々しいスパイシーさがあるが、しっかりとしたスモーキーさと甘さが心地いい。10年熟成らしいフレッシュな原酒感と乳酸。ピート含めてやんちゃさを感じる風味。