(1)特徴
・メーカーズマーク トラベラーズ エクスクルーシブ 101/Maker’s Mark Travellers' Exclusive 101
・メーカーズマーク蒸溜所/ビームサントリー
・50.5%
メーカーズマークは、ビームサントリー社が保有するケンタッキー州のメーカーズマーク蒸溜所の代表銘柄です。蒸溜所の設立は少しややこしく、サントリーの公式サイトには、1780年に「スコッチ・アイリッシュ系移民の一族のひとり、ロバート・サミュエルズがペンシルベニアよりケンタッキーに移住。農業をしながら自家用ウイスキーづくりをはじめます」とあります。一方で、現在の蒸溜所は1953年にサミュエル家に買収されたバーク蒸溜所(1889年設立)にあるとも言えます。原材料には、一般的にバーボンに使用されるライ麦ではなく冬小麦を使用しており、香ばしく滑らかな風味をもたらしています。
今回テイスティングしたボトルは2018年からリリースされているトラベラーズ エクスクルーシブ 101で、空港などにある免税店限定の商品です。101という事でアルコール度数50.5%です。
(2)テイスティング
【香り】
リンゴ、ベリー、メープルシロップ、乾いたオーク、少しカスタード、ホワイトペッパー
【味】
甘くスパイシー、少しオイリーな口あたり。生姜やホワイトペッパー、リンゴ、キャラメル、控えめなバニラ、軽くトーストしたオーク、燻したハーブ。ライっぽいスパイシーさとコーヒーのビターな余韻。余韻はイマイチ。
【総評】
悪くない、普段通りのメーカーズマークと言った印象。風味はやや濃厚ながらスパイシーさや切れ味がやや増している印象。通常のメーカーズマークより好みだが46よりは好みではない。わざわざ割高な値段で買うほどの違いは無いが、メーカーズマークが好きなら試しても良いと思う。