(1)特徴
・ズンデルト 4 レフタービア/Zundert 4 Refterbier
・デ・キエビット トラピスト醸造所(オランダ)
・4.0%
・トラピストエール、エンケル、ピーターズビア
ズンデルトは、1900年建立のオランダの修道院、マリア・トゥーフラフトゥ修道院で生産されているトラピストエール。ビールの生産自体は2013年から開始しており、現在10か所あるATP(Authentic Trappist Product)ラベルのトラピストビール生産を行う修道院の一つです。
今回テイスティングしたズンデルト 4は2023年からリリースされている新しいラインナップで、トラピストビール生産10周年を祝ってリリースしたようです。度数が低く飲みやすい、いわゆるテーブルビアと呼ばれるジャンルで、ダブルやトリプルがメジャーなトラピストビールの中でエンケル(シングル、基本となるものと言う意味)やシングルと呼ばれるタイプです。他のトラピストビールでいえば、ラ・トラップやアヘルはブロンド、ロシュフォールでは6という名前が付けられています。原料にライ麦や地元のハーブなどが使われており、軽い口あたりながらズンデルトらしさがしっかり出た風味となっているとのことです。商品名に入っているレフタービアも、食堂でのビールと言う意味だそうです。
(2)テイスティング
【香り】
黄桃、ハイチュウ、柑橘、小麦、ベルギー酵母のフローラルさ、ハーブ、シナモン
【味】
軽快で香ばしいな麦芽、柑橘、柑橘ピール、パイナップル、ズンデルトらしいフレッシュなハーブ。柔らかいビターな余韻
【総評】★
ビールらしいビール、ベルギービールらしいビール。度数は低く飲みやすいが薄くは無く、しっかりとしたベルギービールらしさ、ズンデルトらしいハーブ感やスパイシーさもあり飲んでいて楽しい。ズンデルトでは一番好み。