(1)特徴
・ラ・トラップ 二リス/La Trappe Nillis
・コニングスホーヴェン醸造所(オランダ)
・0.0%
・ノンアルコール
ラ・トラップはオランダのコニングスホーヴェン修道院で醸造されているトラピストエールの一つ。1996年から高齢化と人手不足で民間業者と契約し製造委託し始めたことでトラピストビールの名称やロゴの使用許可の取り消しがされたものの、引き続きコニングスホーヴェン醸造所がロゴを使用し続けたためトラピスト会と軋轢が発生。最終的には修道士が醸造に関与する事でトラピストビールとしての地位を復活し、2005年から再び正式なトラピストビールとなった経緯があります。
今回テイスティングしたのは、2021年にトラピストビールとして初めてリリースされたノンアルコールビール、二リスです。
(2)テイスティング
【香り】
カラメル、少しねっとりした癖のある麦汁、琵琶や柿やマンゴー、クローブ
【味】
【総評】
変な癖はなく、悪くないノンアル。程よいロースト麦芽感は普通のビールと同じレベルで楽しめる。ノンアルでいえばクラウスターラーに系統は近いが、比べるとややカラメルの甘さが強めで、その点がややマイナスか。0.0%にしては完成度は高いと思う。