(1)特徴
・ブナハーブン 1998 マンサニージャ カスク フィニッシュ アイラフェス 2023/Bunnahabhain 1998 Manzanilla Cask Finish Fèis Ìle 2023
・ブナハーブン蒸溜所
・52.3%
・アメリカンオーク樽で約17年半熟成後、1stフィル・マンサニージャシェリー樽で約7年追加熟成
ブナハーブン蒸溜所が2023年のアイラフェス向けにリリースしたボトル。1998年10月28日蒸溜の原酒をアメリカンオーク樽で熟成させ、2016年5月25日に1stフィルのマンサニージャシェリー樽に移し替えて約7年追加熟成させた後、2022年10月にカスクストレングスでボトリングされたものです。マンサニージャシェリー特有の塩気やナッツ感がブナハーブン蒸溜所原酒の個性と方向性が近く、その相乗的な作用を期待して熟成させたようです。
(2)テイスティング
【香り】
アップルパイ、アーモンドタルト、シェリー、クリスマススパイス、キャラメル、ローストした穀物とオーク。奥の方からシュークリームやホイップクリームが徐々に強く感じられるようになる
【味】
シェリー樽由来のダークフルーツのフルーティさ、オーク、ペッパー系のスパイシーさ、アップルタルト、アーモンド、ファッジ、シナモン、深煎りした穀物、塩気。余韻はほのかなスモーキーさとコーヒーのビターさ、少しの塩気
【総評】★
少し雑味が多いがブナハーブン長熟らしいバランスの良さ。こってり寄りの甘さとスパイシーさ、ほのかなスモーキーさが良く調和がとれていると思う。これが飲みたいというような中毒性は無いが高いレベルで安定している。