(1)特徴
・ボウモア 21年 シャトー・ラグランジュ/Bowmore 21yo Château Lagrange
・ボウモア蒸溜所
・48.4%
・シャトー・ラグランジュ樽で21年間熟成
ボウモアが2021年にリリースしたボトル。フレンチオークを使用した限定ボトルの第2弾です。全期間をシャトー・ラグランジュワインのフレンチオークバリック樽で熟成させたものです。
(2)テイスティング
【香り】
ブラウンシュガー、蜂蜜、柔軟剤っぽい石鹸と白い花のフローラルさ、潮気、イチゴ、ブドウ
【味】
サッパリとした麦芽とオークスモーク、塩気、生姜、ブドウ、やや水っぽい乳糖の甘さ。余韻は軽くローストしたハーブやオークのビターさ
【総評】
香りはかなり上品でモルティさとフルーティさがバランスよく感じるが、味は樽のオーキーさやスパイシーさが強く出過ぎた風味。円熟味のある口あたりというよりも、比較的荒くパンチのある風味。値段や熟成期間のわりにやや水っぽく、風味の厚みが足りない印象。
ボウモアらしい香味があって楽しいが、少し期待を下回った。評判はかなり良いので単にサンプルの状態が悪かった可能性も高いが、少なくとも自分が判断できる範囲では好印象とまでは行かず。