ミルクスタウト ニトロ/Milk Stout Nitro

(1)特徴

・ミルクスタウト ニトロ/Milk Stout Nitro

・レフトハンド醸造所(アメリカ)

・6.0%

・ミルクスタウト

レフトハンド醸造所は、1990年12月にディック・ドア氏がホームブリュワリーキットを使って醸造を開始したことを由来とする醸造所。本格的に醸造を開始したのは1994年で、アメリカのコロラド州で、”レフトハンド”という名前はかつてゴールドラッシュやコロラド戦争時に部族長・通訳として活躍したチーフ・ニウォット(”レフトハンド”の意)に由来するとのことです。

今回テイスティングしたミルクスタウト ニトロは、2011年からリリースされているビールです。アメリカ、クラフトビール業界では初めて、現在ギネス缶などで使われているウィジェットと呼ばれる方式(クリーミーな泡や酸化防止によるフレッシュさを生み出す機構)を使わずに窒素添加して瓶詰したビールとのことです。

(2)テイスティング

【香り】

ミルクチョコレート、コーヒー、しっかりローストした麦芽とオーク、ダークフルーツ、いちじくやデーツ

 

【味】

泡は少ないがクリーミーで濃厚な口あたり。ミルクチョコレート、コーヒー、いちじくやプルーンやプラム、ローストハーブ

 

【総評】

滑らかで非常にクリーミーなスタウト。度数は控えめで少し水っぽさもあり、スタウトとしては比較的軽快に感じて飲みやすい。とはいえ濃厚なダークフルーツやコーヒー、ミルクチョコレートのねっとり感も感じられて、濃厚だけどしつこくない風味が好きな人には良いチョイスになりそう。