(1)特徴
・シュフ オブロン/Chouffe Houblon
・アシュフ醸造所/Achouffe Brewery(ベルギー)
・9.0%
・ベルジャンIPA
アシュフ醸造所は1982年に義兄弟のPierre Gobron氏とChristian Bauweraerts氏によって、ベルギー南東部の小さな村・アシュフで創業されました。2006年からはデュベルモルトガットグループ傘下になっていますが、創業者は買収後もビール醸造に携わり続けているようです。『シュフ』はラベルにデザインされている妖精の事で、かつて妖精の谷でビールを作ってベルギー各地に届けていたという寓話から名前を取っています。
今回テイスティングしたオブロンは2006年から発売されているベルジャンIPAで、無濾過でボトリングされています。3種のホップ(Tomahawk,、Saaz、Amarillo)を使った強いビターさが特徴的なIPAのようです。
(2)テイスティング
【香り】
洋梨やパイナップル、黄桃、リンゴのポーチ、ホップのフローラルさを含んだグラッシーさ、ほのかに穀物
【味】
爽快な麦芽、前面に出てくる強いビターさのホップ、グラッシーさ、フローラル、リンゴや和梨の未熟なフルーティさ
【総評】★
ホップ由来のパンチが強く麦芽感ははっきり、全体的にシャープな旨味。ベルギービールとしては珍しいくらいの強いビターさで、フルーティな甘さもシャープ。アメリカンタイプの甘さもビターさも濃厚なIPAとは対照的な出来。楽しい。