ロートハウス タンネンツェプフ アルコールフリーラガー/Rothaus Tannenzäpfle Alkoholfrei Lager

(1)特徴

・ロートハウス タンネンツェプフ アルコールフリーラガー/Rothaus Tannenzäpfle Alkoholfrei Lager

・ロートハウス醸造所(ドイツ)

・0.4%

・ローアルコールビール

ロートハウスは、ドイツ南部のバーデン・ヴュルテンブルク州のグラーフェンハウゼンにある州立醸造所です。元々はベネディクト会修道院醸造所で1791年から醸造を行っており、1918年のドイツ革命後から州立醸造所となっています。

タンネンツェプフレは「モミの木のぼっくり(松ぼっくりのモミ版)」の意味で、ラベルにも描かれています。330mLの瓶の形がモミの木のぼっくりに似ていることから、そう名付けられているようです。

今回テイスティングしたローアルコールビールは、通常と同じ原料、プロセスで醸造したビールから蒸気吸引という特殊な手法でアルコールを除去したもののようです。アルコールは0.4%と若干残っており、基本的にアルコール度数0.0%の日本のアルコールフリービールとはコンセプトがやや違う印象です(アーディンガーもそうですが、ドイツのアルコールフリービール全体に言える特徴な気がします)。

(2)テイスティング

【香り】

オレンジキャンディ、麦汁、微かなハーブ

 

【味】

軽快な麦芽、オレンジ、オレンジピール、ノンアルぽい癖のある後味、ハーブ

 

【総評】

良くも悪くも、そこまで強い特徴のないノンアルコールビール。軽快な麦芽感やオレンジ系のフルーティな甘さ、ノンアルっぽい癖。悪くは無いが、わざわざ日本で買うほどではない。もう少し甘さ抑え目の方が好み。秋冬に飲む分には甘さ加減がちょうどよくなって良さそう。