(1)特徴
・オクトモア13.3/Octomore 13.3
・ブルックラディ蒸溜所
・61.1%
・1stフィルバーボン樽、2ndフィルヨーロピアンオーク・ワイン樽で5年熟成
ブルックラディ蒸溜所のスーパーへビリーピーテッドウイスキーであるオクトモアの2022年リリース。ピートのフェノール値は129.3ppm、2015年収穫のアイラ島・オクトモアファーム産コンチェルト種大麦100%を使用し、2016年に蒸溜した原酒を1stフィルバーボン樽と2ndフィルヨーロピアンオーク樽(フランス&スペイン産赤ワイン樽)で5年間熟成したものです。
(2)テイスティング
【香り】
ローストしたパイナップル、リンゴ、アプリコット、軽い潮気、オークや藁を燻したようなスモーク、土っぽさ、砂糖や蜂蜜
【味】
色々な樽をバッティングしたらしい複雑な甘さ。フルーツポンチのシロップ、蜂蜜、ブドウ、トーストしたオーク、柔らかいスモーク、塩気。余韻に軽く燻したオークやハーブ、ナッツ、柔らかいスモーク
【総評】
複雑だが少しまとまりがない印象。スモーキーさは強いが柔らかく、13シリーズの中では一番口あたりや香りが柔らかい印象。余韻は少し荒っぽい若い原酒感が出てくる。13.1や2と比べると複雑さがあって飲んでいて楽しいが、印象が少しぼやけてしまう。悪くないけど良くもない。