ホイッスルピッグ ピギーバック 6年/WhistlePig PiggyBack 6yo

(1)特徴

・ホイッスルピッグ ピギーバック 6年/WhistlePig PiggyBack 6yo

・ホイッスルピッグ蒸溜所(アメリカ)

・48.28%

アメリカンオークバレル樽で6年熟成

ホイッスルピッグは、2007年にデイヴ・ピッカレル氏が率いるチームによってバーモント州ショアハムで設立された蒸溜所。デイヴ・ピッカレル氏はアメリウイスキー界の重鎮(2018年没)で、メーカーズマークやその他多くのクラフトディスティラリーの蒸溜責任者として活躍した人物です。

ライウイスキーは原料の51%以上にライ麦を使用したウイスキーですが、ホイッスルピッグではほぼ100%ライ麦を使用しています。またバーボンとしては長い10年以上の熟成物も多くリリースしており、ライウイスキーらしい控え目な甘さに加えて豊かな風味が特徴となっています。各種コンペティションでも多くの賞を受賞している銘柄です。

今回テイスティングしたのは、ホイッスルピッグの6年熟成物です。カクテル向きのライウイスキーを目指した商品で、100%ライ麦由来らしいスパイシーで軽快な風味が特徴となっています。

(2)テイスティング

【香り】

バニラアイス、メープルシロップ、オレンジやレモン味ののど飴、ミント、奥の方に穀物やオーク

 

【味】

甘さとスパイシーさ。キャラメルタルト、オレンジキャンディ、胡椒のスパイシーさ、シナモン。ローストしたオークとハーブのビターな余韻

 

【総評】

ライウイスキーらしいスパイシーな穀物感と程よい甘さに柑橘フルーツ。熟成感は十分あり風味はしっかり濃厚なバーボンらしく、それでいて後味がさっぱりスパイシー。癖が無く万能戦士感のある風味。ホイッスルピッグと言えば長熟が目玉なので、10年以上の熟成物も試してみたい。