(1)特徴
・ハッカー・プショール オクトーバーフェスト メルツェン/Hacker-Pschorr Oktoberfest Märzen
・5.8%
・メルツェン
ハッカー・プショール醸造所はミュンヘンを代表する醸造所の一つ。1417年の創業したハッカー醸造所が大元です。1793年にヨセル・プショール氏とマリア・テレジア・ハッカー嬢が結婚し、ハッカー醸造所の所有がハッカー家のピーター・ポール・ハッカー氏からプショール家のジョセフ・プショール氏に移ります。ジョセフ・プショール氏は更に1820年にはプショール醸造所を設立します。その後1972年に両醸造所が合併し、現在のハッカー・プショール醸造所となりました。現在のラベルにも2つの紋章が描かれているのもこれが理由です。、また世界的に有名なオクトーバーフェストの公認醸造所の1つでもあります(6大醸造所)。
今回テイスティングしたのは、そのオクトーバーフェストで提供されるメルツェンです。3月に生産して9月まで長期保存するために生産された経緯があるビールで、高いアルコール度数と多くのホップを使用していることが特徴です。6大醸造所の他のオクトーバーフェスト用メルツェンと比べると、唯一色合いがアンバーであることが特徴です。
(2)テイスティング
【香り】
キャラメルタルト、香ばしい麦芽、ダークフルーツ、ローストしたオレンジ、クローブ、ミネラル
【味】
やや強めにローストした麦芽、オーク、カラメル、ビスケット、柑橘ピール、ハーブ、ミネラル、穀物ブレッド
【総評】
香りはミディアムやや軽快も、味は軽快な入口からややどっしり目に移行して最後は切れ味良い。香ばしい穀物ビスケットやパン、キャラメルタルト感のある風味。全体的な飲み口の経過が非常に良い。オクトーバーフェストのメルツェンでは1,2位を争うくらい好み