(1)特徴
・トラピスト ロシュフォール 8/Trappistes Rochefort 8
・9.2%
・トラピストエール、ストロングエール
ベルギー南部の町・ロシュフォールのサン・レミ修道院で醸造されているトラピストビール。1595年からビール醸造を開始していますが、1797年のフランス革命時に破壊されて閉鎖、1899年に再開して今に至ります。トラピストビールとしてはそこそこの生産量があるので、入手自体は比較的容易な方です。
ラインナップは6(ドゥッベル), 8(ストロングエール), 10(クアドルペル)に2020年10月からトリプル エクストラが加わって、計4種類あります。
(2)テイスティング
【香り】
ローストした黄色いフルーツ、プラム、ドライプルーンやデーツ、キャラメル、穀物、クローブ
【味】
どっしりとしたオークとハーブと麦芽、ローストフルーツ、ドライフルーツ、燻したハーブ。どっしり麦芽と柔らかいハーブの余韻
【総評】
アルトビアに近い印象。濃厚な麦芽とかなり甘いキャラメル、ダークフルーツやローストフルーツの甘さも強く、甘みの層が厚い。余韻にかけて燻したハーブのニュアンスが負けないくらい来て心地いいバランスになる。風味の分厚さがとてもあり、飲みごたえと満足感が高い一本。個人的にはロシュフォールを飲むなら、まずは8が良いと思う。