(1)特徴
・シメイ ルージュ/Chimay Rouge
・スクールモン修道院(ベルギー)
・7.0%
・トラピストエール、デュッベル
シメイは、ベルギーのスクールモン修道院で生産されているトラピストエールです(瓶詰・熟成は別の場所にある工場で行っているようです)。生産は1862年から行われており、失業者雇用を目的として開始されたとされています。
今回テイスティングしたシメイ ルージュは、赤いラベルが特徴的で”シメイ レッド”とも呼ばれています。シメイの中でも最も歴史が長く1862年から作られており、現在他に3種類あるシメイブランドの大元とも言える商品です。オレンジやピーチ、アプリコットのフルーティーさと、ビスケットやヌガーのような甘い麦芽感が特徴となっています。
(2)テイスティング
【香り】
蜂蜜、ドライフルーツ、ローストプラム、赤いフルーツ、カラメル、麦芽
【味】
ローストした赤いフルーツ、カラメル、しっかりローストしてパンチのある麦芽、ハーブや柑橘ピールのビターな余韻
【総評】
シメイを代表するルージュ。しっかり骨太なロースト麦芽に負けないくらいのプラムやドライフルーツ、柑橘のフルーティさ、蜂蜜やカラメルの甘さ、余韻の程よいビターさ。バランスを取りつつ濃厚で、これぞトラピストビールといえるお手本のような一本。いつ飲んでも旨い。