(1)特徴
・スプリングバンク 10年 ローカルバーレイ 2022/Springbank 10yo Local Barley 2022
・スプリングバンク蒸溜所
・51.6%
・バーボン樽熟成
スプリングバンク蒸溜所が、ローカル栽培された大麦を100%使用して蒸溜したスピリッツをバーボン樽で10年熟成させたもの。毎年発売されているシリーズの2022年版です。今回は昨年2021年のローカルバーレイと違い、シェリー樽を使っておらずバーボン樽100%という事もあり、より麦芽の風味とスプリングバンク蒸溜所の酒質をダイレクトに楽しめる一本となっています。
(2)テイスティング
【香り】
麦、塩気、リンゴ、バター感のあるクッキー生地
【味】
甘くオイリー、やや強めの塩気、生クリーム、麦芽、スモーキーさはスプリングバンクにしては強め。麦感も通常スプリングバンクより強く香ばしく感じられる
【総評】
素朴で麦麦しいスプリングバンク。スモーキーさは結構ハッキリ主張してくる。2021年リリースの方もシェリー樽由来のフルーティさがあって楽しかったが、これはこれで本来のスプリングバンクらしい酒質が楽しめる。昨年リリースされた12年カスクストレングス(100%バーボン樽熟成原酒)に近い傾向があるが、あれよりももっと素朴な麦感。