(1)特徴
・スターワード 2001/Starward 2001
・スターワード蒸溜所、アデルフィ社ボトリング(オーストラリア)
・58.9 %
・1stフィル・アペラホグスヘッド樽で5年間熟成
スターワード蒸溜所は、オーストラリアにある2007年創業のウイスキー蒸溜所。デイヴィッド・ヴィターレ氏の「オーストラリアならではのウイスキーを作る」という信念のもと、オーストラリア産原料の使用、オーストラリア産の赤ワイン樽で熟成させることを大きな特徴としています。
今回テイスティングしたものも、オーストラリア産のアペラ(酒精強化ワインでシェリーのようなもの)を詰めていたホグスヘッド樽で、2011年蒸溜の原酒を5年間熟成させたものです。アデルフィ社によって、シングルカスク・カスクストレングスでボトリングされています。
(2)テイスティング
【香り】
キャラメルをかけたリンゴや洋梨、ローストしたアプリコット、乾いたオーク、アーモンド、潮風、ブラウンシュガー
【味】
かなり甘いキャラメル、ローストした赤いフルーツ、ブドウ、強めの生姜のスパイシーさ、トーストしたオークや藁、コーヒー。土や草、オークっぽさのあるビターさが余韻に長く続く
【総評】
香りはどんどん甘いキャラメル感が増していき、味も入り口はフルーティさとキャラメルの甘さもしっかり出た風味。スパイシーさもかなり強い。ただ余韻にハーブとオークを混ぜたみたいな独特なビターさが続く。ワイン樽と言うより樽の素材そのものの風味がかなり強く出ている印象。水割り、ハイボールとの相性がかなり良い。