シエラネバダ ペールエール/Sierra Nevada Pale Ale

(1)特徴

f:id:Liquor:20211222084225j:plain

・シエラネバダ ペールエールSierra Nevada Pale Ale

・シエラネバダ醸造所(アメリカ)

・5.6%

ペールエール

シエラネバダ醸造所は1979年にケン・グロスマン氏とポール・カミュシ氏によって創業された、アメリカ・シカゴにあるクラフトビール醸造所です。近年のアメリクラフトビールの歴史におけるパイオニア的存在で、他のクラフト醸造所から目標ともされている醸造所です。規模は年々拡大しており、2018年ではクラフトビール会社としては全米3位、大手を含めても全米10位に位置する規模まで成長しています。

今回テイスティングしたのは、同社の創業以来の代表銘柄で「a balance between aggressive hops and hearty malt flavor(カスケードホップ由来のアグレッシブな香りとヘビーなモルトの風味を調和させること)」をターゲットに作られています。

(2)テイスティング

f:id:Liquor:20211220024724j:plain

【香り】

グラッシーでフローラルなホップ、甘い麦汁、オレンジ、プラム、メロン、キャラメル

 

【味】

甘く濃い麦汁、草っぽいハーブ、グレープフルーツ

 

【総評】

シンプルながら濃厚な麦芽感と草っぽいハーブ香、そこに柑橘中心のフルーティさのバランスが良い。こういった系統はフルーティさが先行しがちだが、麦芽感がしっかり骨太で飲みごたえがある。個性がある風味は他のクラフトビールで幾らでもあるが、王道ともいえる素直な旨さにパイオニアとしての自負が感じられる。普段飲みにはこれ以上ないバランス。