(1)特徴
・オルタベーン 20年 1995 cask#130002 (マレイ・マクダビッド)/Allt-a-Bhainne 20yo 1995 cask#130002 (Murray McDavid)
・オルタベーン蒸溜所
・46.0%
・バーボン樽で18年熟成後、シャトータルボワイン樽で2年追加熟成
オルタベーン蒸溜所(アルタベーン蒸溜所)は、シーバスブラザーズ社によって、1975年にスペイサイド地域に設立された蒸溜所です。現在はペルノリカール社に保有されています。原酒のほとんどがブレンデッドウイスキーに提供されているので、オフィシャルからのシングルモルトのリリースはほとんどありませんが(1つだけ?)、たまにボトラーズからもリリースされています。甘さとピート感のある風味が特徴とされています。
今回テイスティングしたのはマレイ・マクダビッド社によるリリースで、1995年蒸溜の原酒をバーボン樽で18年間熟成、その後シャトータルボワイン樽で2年間追加熟成させたシングルカスク物です。
(2)テイスティング
【香り】
焼きリンゴや洋梨をシロップで煮詰めたような甘さ、コニャック、バニラ、生クリーム
【味】
スパイス、シロップ、焼きリンゴ、ぶどう、麦芽、ビターなオークとシナモン
【総評】
ワイン樽での追加熟成が上に乗っていてとても上品な煮詰めたフルーツの甘みになっている。リンゴ感が特徴的な同蒸溜所の特徴を殺さず、上手く生かした様な樽使いで好感。注文をつけるなら、リンゴ感をもっと強調するなら追加熟成の期間はもっと短くても良かった気がする。