(1)特徴
・グレンギリー 2011 11年 (アデルフィ)/Glen Garioch 2011 11yo (Adelphi)
・グレンギリー蒸溜所
・59.3%
・1stフィルバーボンバレル樽熟成
グレンギリーはハイランド地方アバディーンシャーに位置する蒸溜所で、操業は1797年とハイランド地方では最も長い歴史があります。ただ順風満帆だった訳ではなく、1968年には慢性的な水不足で閉鎖→1972年に違う水源(サイレントスプリング;出所が良く分からない水とのことから)が発見されたことで再開→1994年にサントリーが買収→1995年に一度閉鎖→1997年に再オープンと、現在に至るまで紆余曲折を経ている蒸留所です。
今回テイスティングしたのは、インディペンデントボトラーのアデルフィ社が設立30周年を記念してリリースしたボトルの一つです。2011年蒸溜原酒を1stフィルのバーボンバレル樽で11年間熟成させ、カスクストレングス・ノンチルフィルタードでボトリングしたものです。
(2)テイスティング
【香り】
ハーブ酒、バニラ、蜂蜜、レモンキャンディ
【味】
生姜キャンディ、唐辛子、ハーブ酒、レモン、藁や穀物、時間を置くとバニラが強くなってくる
【総評】
シャープなスパイシーさと甘さ、ミックスハーブのような草っぽいハーブ感が特徴的。時間を置くと柔らかいバニラも強くなるが、それでもレモンの風味がしっかり効いているのでキレ味が続く。