(1)特徴
・ウィロウバンク 18年 (ブティックウイスキー)/Willowbank 18yo (Boutique-y Whisky)
・ウィロウバンク蒸溜所(ニュージーランド)
・50.5%
・赤ワイン樽熟成
ウィロウバンク蒸溜所は、かつてニュージーランドの南島ダニーデンにあった蒸溜所で、1969年に設立され、1997年に閉鎖されています。ベイカー家によって設立された農場一体型のファームディスティラリーで、買収なども経て、ウィロウバンクの他にウィルソンズやダニーデン、ラマーロー、ミルフォードと言うような名前でも呼ばれていたようです。
今回テイスティングしたのは、イギリス酒小売のMaster of Malt社のボトリングブランド、ブティックウイスキー社によってボトリングされて物で、ウィロウバンク蒸溜所の原酒を赤ワイン樽で18年間熟成させたものです。
(2)テイスティング
【香り】
チーズ、カビ、干し葡萄、除光液、コニャック、スミレ系のフローラルさ、ドライフルーツ、バニラも奥から出てくる
【味】
スミレのフローラルさ、除光液、シロップ、干し葡萄、強いトーストオークやハーブ
【総評】★★
70~80年代ボウモア的なフローラルさと、長熟コニャックのようなランシオ香も含むような風味がある面白い風味で、癖はあるが他でなかなか味わえないという点で是非機会があれば飲んでもらいたい一本。嫌な癖は意外と少ないので、80年代ボウモアの石鹸ぽさが苦手な人でもそこそこ楽しめると思う。買ってボトル一本飲むかと言われると少し迷う★★。