(1)特徴
・ブッシュミルズ 21年/Bushmills 21yo
・40.0%
・オロロソシェリーバッド樽、バーボンバレル樽で熟成後にマデイラ樽で2年追加熟成
ブッシュミルズ蒸溜所は、北アイルランド北部ブッシュミルズにある蒸溜所。非常に歴史のある蒸溜所で、公式には1784年設立ですが、1608年に当時のイングランド王ジェームズ1世から(現在のブッシュミルズ蒸溜所の土地で)蒸溜免許を与えられていることから、世界最古の蒸溜所の一つとも言われています。北アイルランドを代表する建物で、アイルランドが発行するポンド紙幣にも描かれています。
今回テイスティングしたブッシュミルズ 21年は、同蒸溜所のコアレンジとして中長熟にあたる商品です(25年や30年もあります)。オロロソシェリーバッド樽とバーボンバレル樽で19年以上熟成した原酒をバッティングし、更にマデイラ樽で2年間追加熟成したものです。
(2)テイスティング
【香り】
バニラ、リンゴの蜜、洋梨、トフィー、軽めのボディ感
【味】
香ばしい軽快な穀物、リンゴの蜜、バニラ、オークやハーブのビターさ、ほのかなスモーク
【総評】★★
シンプルで素直な風味だがレベルが非常に高い。ザ・アイリッシュウイスキーと言った風味で、変な癖は無いが麦芽感もしっかりあり、それでいて甘さもしつこくなく上品。比較的安価ながらプレミアム感のある良いボトルだと思う。