シュナイダー ヴァイセ クリスタル TAP 02/Schneider Weisse Kristall TAP 02

(1)特徴

・シュナイダー ヴァイセ クリスタル TAP 02/Schneider Weisse Kristall TAP 02

・G. シュナイダー&サン社、シュナイダー ヴァイセ醸造所(ドイツ)

・5.3%

・クリスタルヴァイツェン

シュナイダーはドイツ南部ケールハイムにある家族経営の醸造所。1872年設立の歴史ある醸造所で、現在は7代目のゲオルク・シュナイダー VIがオーナーとのことです(7代目なのにVI=6なのはIIIとIVの間にマチルダ・シュナイダー女史がいたため)。かつてはミュンヘン市内にあったようですが、第二次世界大戦での被害を受けて現在のケールハイムに移動したようです。創業当時から変わらぬ製法で現在も醸造を行っているようで、特に小麦ビールカテゴリーにおいてはドイツのみならず世界を代表する醸造所です。

今回テイスティングしたのは、同醸造所のTAPシリーズの第2弾です。TAPは通常と異なるホップや酵母を使用した実験的シリーズで、現在までに第11弾までリリースされているようです。TAP 02は濁りのあるヘーフェヴァイスと違い、酵母を濾過している為透き通ったクリアな見た目と風味が特徴とされています。

(2)テイスティング

【香り】

甘めの麦汁、クリーミーな大麦や小麦、クローブ、バナナ、柿、甘めの柑橘

 

【味】

ヴァイツェンとしては大麦がやや強めだが小麦もしっかり、クリーミーで香ばしい、柑橘、柿、クローブ、バナナ 

 

【総評】★

ヴァイスとしてはややサッパリしているが、シュナイダーらしい旨味とクリーミーさ、ヴァイスらしいバナナやクローブのこってりした風味もしっかり感じられる。普段飲みにしやすい飲み口。