（１）特徴
・ベンネヴィス 18年 1996 cask#10415／Ben Nevis 18yo 1996 cask#10415
・ベンネヴィス蒸溜所、ダグラスレイン社ボトリング
・48.4%
・リフィルホグスヘッド樽
ベンネヴィス蒸溜所は、ベンネヴィスの麓にあるフォートウィリアムスにある蒸溜所。ベンネヴィスとは、スコットランドにある英国最高峰の山の名前です（ベン＝山）。現在は日本のニッカウヰスキーがが所有しており、ニッカのブレンドウイスキーで構成原酒としても使用されています。山からの雪解け水などが使われていることが特徴として謳われています。
今回テイスティングしたものは、ベンネヴィスの1996年蒸溜後、シングルカスクのリフィルホグスヘッド樽で18年間熟成させたもので、ダグラスレイン社がOld Particular銘柄でボトリングしたものです。1996年と言えばベンネヴィスの当たり年の一つとして有名で、フルーティさが顕著に表れていることで知られています。
（２）テイスティング
【香り】
クリーミーで複雑なフルーティさ。フルーツポンチ、桃、和梨、ライチ、バニラ、軽快な麦芽とオーク
【味】
骨太な麦芽感、複雑なフルーティさ、フルーツポンチ、パイナップル缶、スパイスをかけたアップルタルト、キャラメライズした生姜
【総評】★★
美しい1996ベンネヴィス。しっかりとした骨太な麦芽感に、それに負けない華やかな南国フルーツなどを含んだフルーツポンチの甘さ、スパイシーさも良いアクセントになっていてロースト感のある余韻にきれいに繋がっていく。個人的にこれまで飲んだ1996ネヴィスの中では1，2位の良さ。飲んでいて楽しい。
