(1)特徴
・リーフマンス グーデンバンド 2021/Liefmans Goudenband 2021
・リーフマンス醸造所(ベルギー)
・8.0%
・フランダース・オード・ブライン、ブラウンエール
リーフマンス醸造所は1679年設立のベルギーの醸造所で、ベルギー最古の醸造所の一つとされています。リーフマンス一族の息子がAnker醸造所の娘と結婚し、醸造所を継承し、1770年からリーフマンス醸造所という名前で営業しています。ただ道のりは順調ではなく、2007年に業績悪化により倒産、半年後にデュベル・モルトガット醸造所の傘下として復活した歴史があります。
今回テイスティングしたのはリーフマンス醸造所を代表するフランダース・オード・ブライン(ブラウンエール)です。バット内で野生酵母による発酵させた後、保管庫で4~12か月二次熟成させたものです。野生酵母やバクテリアによる独特な酸味が特徴とされています。
(2)テイスティング
【香り】
発酵感ある酸味、バルサミコ酢、いちじくやプルーン、ダークチェリー、ビワや柑橘、カラメル、チョコレート
【味】
オーク、深煎りしたロースト麦芽、柑橘、コーヒー、ローストしたハーブ、ルバーブ、ビワや柿
【総評】★
さっぱりした酸味と深い麦芽、酸味強めなダークフルーツ系のコク。甘さはほとんどなく落ち着いた風味。ランビックの一種だが、絶妙なバランスで比較的飲みやすい。好みではないが面白い一杯。