(1)特徴
・アンノック 2002 2007年ボトリング/AnCnoc 2002 Bot.2017
・ノッカンドゥ蒸溜所(ディアジオ社所有)
・46.0%
・スパニッシュオーク樽、アメリカンオーク樽熟成
ノッカンドゥ蒸溜所は、1898年創業のスペイサイドに位置する蒸溜所です。スコットランドで初めて電灯が設置された蒸溜所としても知られています(要らない情報)。シングルモルトとしてのリリース量は少なく、ブレンデッドモルトのJ&Bなどの構成原酒として主に使用されています。現在はディアジオ社が保有しています。風味はライトなピート感と樽感、フローラルさが特徴とされています。
今回テイスティングしたのは、2002年に蒸溜した原酒をスパニッシュオーク樽とアメリカンオーク樽で2017年まで熟成させたものです。
(2)テイスティング
【香り】
素朴な麦芽の香ばしい香り、リンゴや洋梨の透き通ったフルーティさ、蜂蜜、フローラルさ、かすかにオーク
【味】
しっかりとした蜜の甘さ、リンゴや洋梨、バニラ、香ばしい麦芽、クローブ、さっぱりとしていてほのかに燻したようなスモーキーさのある余韻
【総評】★
軽快なフルーティさや甘さに、素朴な麦芽感、ほのかなスモーキーさ、スコッチらしい素直な風味で癖が無く結構いい。普段飲みにあれば助かる安心できる風味