タムナヴーリン 13年 (Dalgety)/Tamnavulin 13yo (Dalgety)

(1)特徴

・タムナヴーリン 13年/Tamnavulin 13yo (Dalgety)

・タムナヴーリン蒸溜所、Hannah Whisky Merchants社ボトリング

・51.9%

・バレル樽、ヴァージンオーク樽で13年間熟成

タムナヴーリン蒸溜所は、スコットランドのスペイサイド地区にある1966年創業の蒸溜所。タムナヴーリンという名前は『丘の上の水車』を意味しており、敷地にあった歴史のある水車に由来しています。元々はホワイト&マッカイなどのブレンデッドウイスキー原酒として生産を開始しました。1995年に一度閉鎖され、その2007年から生産を開始、2016年からはシングルモルトもリリースし始めており、少しずつ知名度が高まってきている醸造所です。

今回テイスティングしたのは、Hannah Whisky Merchants社がボトリングしたもので、バレル樽やヴァージンオーク樽で13年間熟成させたものです。

(2)テイスティング

【香り】

香ばしい麦芽、リンゴ、蜂蜜、藁、やや乳酸。少し若々しさも混じった麦芽中心の素直な香り

 

【味】

ハーバルでスパイシーな風味、リンゴの蜜、軽くローストした麦芽、柑橘、乳酸飲料。余韻はビターさのあるローストしたオークやハーブ。ハイボールにすると良い感じに乳酸感と甘さがマッチする

 

【総評】

13年熟成にしては若々しさのある風味で、素直な麦芽感とシンプルなリンゴや蜜のほのかな甘さ、ここに余韻にかけてビターさがじとっと支配してくる。ストレートは正直イマイチで、ハイボールの方が相性が良い。