(1)特徴
・響 12年/Hibiki 12yo
・43.0%
・梅酒樽を含む樽で12年以上熟成
サントリーが2015年までリリースしていた、響12年。バーボン樽やシェリー樽などの熟成原酒に加えて、梅酒樽での熟成原酒を使用していることが特徴です。30年を超える長期熟成モルトも加えているとのことで、豊かで奥行きのある味わいを実現している(していた)とのことです。
(2)テイスティング
【香り】
バニラやカスタードの甘い香り、ローストしたリンゴ、蜜、プラムやレーズンのフルーティさ、スパイス。時間をおくと確かに梅酒っぽさやメープルシロップ感が出てくる
【味】
カラメル、オーク、バニラ、煮詰めたフルーツ、スパイス。燻したハーブや塩気の余韻
【総評】
柔らかい風味。フルーツとバニラが調和した甘さを感じ、少し和っぽさを感じられる上品な風味。梅っぽさも時間を置いて味わうとほのかに香りに感じることが出来るが、そこまで強くはなく、言われないと気づきにくい。とても良いバランス感のブレンデッドウイスキー。再販してもおそらくこのクオリティは暫くは無理だと思う。10万弱する転売価格の価値は無いが、元の定価の7000円前後の価値は十分にある。