アードナムルッカン AD/07.21.05/Ardnamurchan AD/07.21.05

(1)特徴

Ardnamurchan AD/07.21:05 46.8% NV (0.7 l.); | Buy Online | Best of Wines

・アードナムルッカン AD/07.21.05/Ardnamurchan AD/07.21.05

・アードナムルッカン蒸溜所

・46.8%

・バーボン樽65%+シェリー樽35%、ピーテッド原酒50%+ノンピーテッド原酒50%

2014年創業のアードナムルッカン蒸溜所。インディペンデントボトラーで有名なアデルフィ社が所有しており、2020年からウイスキーをリリースしています。各エディションにはボトリング日付・通算リリース番号が記載されており、今回テイスティングしたのは2021年7月にリリースされた第5弾となるリリースを意味しています。原酒構成はエディションごとに微妙に違うことがありますが、今回のリリースは原酒がピーテッド原酒50%+ノンピーテッド原酒50%、熟成樽がバーボン樽65%+シェリー樽35%の構成となっています。

(2)テイスティング

【香り】

若い木の香り、奥にブドウとチェリーのタルト、千歳飴、ブラウンシュガー、麦芽、アルコール刺激と共にライムや柑橘ピールが香る

 

【味】

口あたりはややスパイシーだがピリピリとした刺激は少なめで円やか。ブラウンシュガー、クッキー生地、ナッツ、ブドウとタンニン、飲み込むとペッパーのスパイシーさが広がる。余韻はスパイシーさに潮気、焦がしたオークのビターさ、ローストした柑橘

 

【総評】

若い原酒らしい粗さのある風味で、どちらかというとハイボールやロック向きか。スモーキーさは焦がしたオークのニュアンスが余韻に強く出てくるが、それ以外ではあまり強く感じない。癖は無く原酒の風味を味わえるが、その分若さが前面に出ている印象。ボトルでは買わないかなという味。もう少し。

前も書いた気がするが、アードナムルッカンは短熟ならカスクストレングス(できればピーテッド)、それ以外は10年熟成を待った方が良い気がする