(1)特徴
・ウエストマール エクストラ/Westmalle Extra
・4.8%
ベルギーのカトリック厳律シトー会のウエストマール修道院で醸造しているトラピストエール。1836年から醸造しており、同じくベルギーのロシュフォール醸造所に次ぐ歴史を有しています。
今回テイスティングしたエクストラは、元々はウェストマール修道院内限定で販売されていたもので(最初はブラウンエールだったものがホワイトビールになり、最終的に現在あるペールエールになった模様)、2021年からは修道院外でも販売され始めています。
(2)テイスティング
【香り】
柑橘、リンゴや洋梨のタルト、カラメル麦芽、甘い麦汁、酵母の柔らかい香り
【味】
ミドルボディの麦芽や穀物、軽いオークとハーブ、柑橘。余韻のビターさも軽快で、ローストした穀物やハーブ、柑橘ピールっぽさ
【総評】
軽快な口当たりで、ベルギービールにしては甘味は少なく、フルーティさは柑橘とリンゴ系のみのサッパリさ。華やかさが落ち着いている分、穀物の風味がより前面で感じられる素直な風味。