(1)特徴
・ブナハーブン 1998 カルヴァドスカスクフィニッシュ アイラフェス2022/Bunnahabhain Fèis Ìle 2022: 1998 Calvados Cask Finish
・ブナハーブン蒸溜所
・49.7%
・バーボン樽で21年間熟成後、カルヴァドス樽で2年追加熟成
ブナハーブン蒸溜所の2022年アイラフェス(Fèis Ìle 2022)用にリリースした限定ボトル。バーボン樽(+シェリー樽?)で21年間熟成させた原酒を、カルヴァドス樽で2年間追加熟成させたボトルとのこと。カルヴァドスはリンゴや洋梨を使用したブランデーで、追加熟成によってリンゴや洋梨の甘い風味が加わっています。また原酒はブナハーブン蒸溜所らしいノンピーテッド(もしくはごくライトなピーテッド)麦芽を使用したものです。
(2)テイスティング
【香り】
煮詰めたリンゴや洋梨、キャラメル、生クリーム、穀物、熟したフローラルさ
【味】
リンゴや洋梨のタルト、キャラメル、ハーブ、ローストした穀物、オーク、微かな乳酸とフローラルさ
【総評】
カルヴァドス樽由来のリンゴ感がガツンと出た一本。洋梨タルトやキャラメル、ブナハーブンらしいフローラルさやハーブ感もあり、なおかつ樽のえぐみはそこまで出ていないのでバランスが取れていて、良い感じに奥行きが増した長熟品。値段は少しオーバープライス気味だけど、今年のブナハーブンのアイラフェス限定品3つの中ではモアンヌと並ぶか、若干カルヴァドスの方が良かった印象。