(1)特徴
・ブナハーブン 2004 モアンヌ トカイカスクフィニッシュ/Bunnahabhain 2004 Mòine Tokaji Cask Finish
・ブナハーブン蒸溜所
・52.2%
・ピーテッド原酒をリフィル樽で16年間熟成後、トカイ白ワイン樽で1年追加熟成
ブナハーブン蒸溜所の2022年アイラフェス用にリリースされたボトル。モアンヌ(モーニャ)は通常のブナハーブン原酒と異なり、ピーテッド麦芽(35~40ppm)を使用しています。2004年蒸溜原酒をリフィル樽(細かい情報が無いですがおそらくバーボン樽)で16年以上熟成させたのち、ハンガリーのトカイ白ワイン樽で1年以上追加熟成させたものです。トカイワインは甘口のデザートワインとして知られており、その甘い風味と樽感がどのように出ているか楽しみな一本です。
(2)テイスティング
【香り】
燻製したフルーツ、潮気、肉肉しさ、キャンディ状の柑橘ピール、ローストパイナップル、砂糖や蜂蜜
【味】
潮気、甘臭さ、湿ったウッドスモーク、オイリーな口当たり、燻製したパイナップル、微かな蜂蜜
【総評】★
柔らかい燻製スモークとローストしてより甘みが出てきたフルーツ、キャンディや蜂蜜の甘さもあり全体的に甘臭さが際立つが、塩気も強めでしつこさは緩和されている。昨年のモアンヌの方が個人的には好みだが、これもブナハーブンらしいスモーキーさとフルーティさの競演が楽しい。