(1)特徴
・サンミゲル 東京・代官山/San Miguel Tokio Daikanyama
・マオウ・サンミゲルグループ(スペイン)
・6.1%
・ラガー、アンバー
スペインのビール大手、マオウ・サンミゲルグループが、世界各地の都市をコンセプトにしたビールの一つ。なぜか東京の代官山をテーマにしたビール。
サンミゲルというとフィリピンを代表するビール会社ですが、今回のサンミゲル・マオウグループとは関係が深いものの別会社です。1954年に当時のサンミゲル(フィリピン)が、La Segarra醸造所設立と同社へのヨーロッパでサンミゲル商標権の付与を行いました。その後La Segarraはサンミゲル・スペイン社と名前を変え、ダノンによる買収を経て、2000年からスペインのマオウグループが所有してサンミゲル・マオウグループとして活動しています。
前置きが長くなりましたが、今回テイスティングしたのは東京の代官山をテーマにしたラガーです。なぜ代官山なのかは不明ですが、ウェブサイトの紹介文に「リトル・ブルックリン」とあったので、『ニューヨークのブルックリンのように、新しい日本の文化を発信する場所』みたいなイメージで採用したのではないかと思います(代官山に詳しくないので良く分かりませんが)。フルーティさとしっかりした穀物の風味が特徴となっています。
(2)テイスティング
【香り】
香りはビルバオに近いが、甘さやビターさは抑えめ、フルーティさも控えめで主に麦とキャラメルの香り
【味】
香ばしい甘めの麦汁としっかり目の(ビルバオよりは軽い)ホップのビターさ、リンゴやオレンジのフレッシュなフルーティさ
【総評】
ホップのビターさは抑えめで、ローストした麦芽やキャラメルのような香ばしい風味はしっかり主張する。フルーティさが特徴と書いていたが、そこまで華やかではなく、あくまで麦芽の風味がメインで背後にリンゴや柑橘の風味がある程度。大人な風味なので代官山っぽくはあるが、コンセプトとは違うような気もするし。。。分からん