サンミゲル サーブシティ ビルバオ/San Miguel Cerve City Bilbao

(1)特徴

・サンミゲル サーブシティ ビルバオ/San Miguel Cerve City Bilbao

・マオウ・サンミゲルグループ(スペイン)

・7.5%

・ラガー

スペインのビール大手、マオウ・サンミゲルグループが、世界各地の都市をコンセプトにしたビールの一つ。ビルバオはスペイン北部バスク地方にある町で、美食の町サンセバスチャンに近く、グッゲンハイム美術館があることでも知られています。

サンミゲルというとフィリピンを代表するビール会社ですが、今回のサンミゲル・マオウグループとは関係が深いものの別会社です。1954年に当時のサンミゲル(フィリピン)が、La Segarra醸造所設立と同社へのヨーロッパでサンミゲル商標権の付与を行いました。その後La Segarraはサンミゲル・スペイン社と名前を変え、ダノンによる買収を経て、2000年からスペインのマオウグループが所有してサンミゲル・マオウグループとして活動しています。

前置きが長くなりましたが、今回テイスティングしたのは同社が世界各地の都市をコンセプトにしたビールの一つで、スペイン内でもサンミゲルやマオウビールが良く飲まれている北部のビルバオをコンセプトにした商品です。アルコール度数が高めで、強い麦芽の風味に、同じくミディアム~やや強めのホップのビターさが特徴となっているラガーです。

(2)テイスティング

【香り】

チョコレート、いちじく、キャラメル、ロースト麦芽、かすかにオレンジや桃

 

【味】

ロースト麦芽、ハーブのビターさ、ダークチョコレート、焦がしたカラメル、オーク、甘さ控えめの干しぶどう

 

【総評】

サンミゲルのビルバオ。ミディアムボディでビターさ強い余韻。美食の町近くのビルバオをテーマにした旨味の強いパンチがある風味で、かなり飲みごたえがある。どっしり穀物感を楽しむような一杯。相性としては魚料理というより肉料理向き。