(1)特徴
・ラ・トラップ トラピスト トリプル/La Trappe Trappist Tripel
・コニングスホーヴェン醸造所(オランダ)
・8.0%
・トラピストエール、トリプル
ラ・トラップはオランダのコニングスホーヴェン修道院で醸造されているトラピストエールの一つ。1996年から高齢化と人手不足で民間業者と契約し製造委託し始めたことでトラピストビールの名称やロゴの使用許可の取り消しがされたものの、引き続きコニングスホーヴェン醸造所がロゴを使用し続けたためトラピスト会と軋轢が発生。最終的には、修道士が醸造に関与する事でトラピストビールとしての地位を復活、2005年から再び正式なトラピストビールとなった経緯があります。
今回テイスティングしたのはトリプルで、度数が高く濃厚な風味が特徴となっています(は更に度数の高い「クアドラペル」という銘柄もあります)。
(2)テイスティング
【香り】
リンゴジュース、リンゴや和梨のタルト、オレンジ、桜桃、香ばしい穀物、キャラメル マスカットや青いバナナ、クローブ
【味】
美しい麦芽とリンゴ、ハーブは穏やかでビターさ控えめ、リンゴや和梨のジュース、フルーツタルト、オーク、蜂蜜、バナナブレッド
【総評】
トラピストビールらしい濃厚で骨太な麦芽や柑橘感、麦汁の甘みに加えて、バナナっぽいフルーティさもある。全体的に透き通った風味で、美しいバランス。ほのかなビターさのある余韻もgood。トラピストビールとしては少し麦芽のパワーを減らして、フルーティさを強調させたようなバランス。旨い