ラッセイ シングルモルト 1stリリース/Isle of Raasay Single Malt 1st Release

(1)特徴

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ラッセシングルモルト 1stリリース/Isle of Raasay Single Malt 1st Release

ラッセイ蒸溜所(R&B蒸溜所)

・46.4%

・ライウイスキー樽、チンカピン樽、ボルドー赤ワイン樽で約3年熟成

ラッセイは、R&B蒸溜所が販売するシングルモルトウイスキーです。R&BRassayとBordersの頭文字で、Rassay蒸溜所ではシングルモルトウイスキーを、Borders蒸溜所ではグレーンウイスキーを生産しています。2017年にスカイ島とスコットランド本当の間にあるラッセイ島に設立されました。

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ラッセイではピーテッド原酒とノンピーテッド原酒を生産、3種類の樽(ライウイスキー樽、チンカピン樽、ボルドー赤ワイン樽)で熟成した原酒をバッティングさせてリリースしています。

今回テイスティングしたものは、ラッセイ蒸溜所のシングルモルトの1stリリースです。実際にはInaugural Releaseが2020年に発売されていますが、これはアメリカンオーク樽熟成+ボルドーワイン樽後熟のものなので、ラッセイ蒸溜所の樽熟成のコンセプト的には今回のものが正式な1stリリースという事になります。

(2)テイスティング

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【香り】

柔らかなピート、カスタード、オーク、麦、ローストした柑橘ピール、チーズ、発酵食品

 

【味】

ややアルコール感があり薄い風味。紙や燻した藁っぽいピートスモークはそこそこハッキリしているが中程度、柿、塩気、軽く乳酸。余韻にかけて塩気や発酵食品感がかなり強く感じてくる。時間を置いた方がネガティブ要素が薄まりベター

 

【総評】

アルコール感があり若い原酒っぽい乳酸感も出ており、風味もやや薄く少し期待外れ。時間を置くとネガティブ要素が収まりまとまりが出てくるが、それでもやや力不足。とはいえ樽使いは興味深く、これから熟成を経て個性が増してくるであろう蒸溜所。毎回リリースを追う事は無さそうだが、5年10年と熟成が進んだリリースには引き続き注目したい。