ラフロイグ 10年 カスクストレングス バッチ6/Laphroaig 10yo Cask Strength Batch 6

(1)特徴

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ラフロイグ 10年 カスクストレングス バッチ6/Laphroaig 10yo Cask Strength Batch 6

ラフロイグ蒸溜所/サントリー

・58%

・バーボン樽

 

ラフロイグが毎年リリースしている10年カスクストレングスです。バッチ6は、2014年のリリースです。10年カスクストレングスについては、以前バッチ11と12を飲み比べた際に記載しているのでここでは詳細省きますが、ラフロイグファンにとっては1年に1回の楽しみ、ボジョレーヌーヴォー的な1本と言えます。やや値段は高いものの、ラフロイグの通常ラインナップでは味わえないカスクストレングスならではの力強さが魅力的な商品です。 

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(2)テイスティング

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【香り】

シャープなレモンやオレンジ、樽由来のウッディさがかなりハッキリしており新品の木製家具のような香り、ラフロイグらしいヨード感たっぷりのピートスモーク、タール、バニラ、蜂蜜、イチゴジャムやアプリコットジャムの甘み、リコリスっぽい癖のあるハーブ香。加水すると、柑橘感が薄まり、バニラやオーク、ヨードやスモーキーさがより強調されて円やかに。

 

【味】

カスクストレングスらしいバチバチとした刺激のあとに、一気にヨード感とスモーキーさが広がる。オイリーでまとわりつくようなウッディさ、蜂蜜やバニラの甘みも強い。燃やしたハーブや塩気、黒胡椒、灰っぽさを含むスモーキーな余韻が非常に長く続く。加水するとビックリするくらい甘みが増して、完熟したフルーツに柑橘、バニラや蜂蜜など多彩な甘さがピートと共に広がる。

 

【総評】

秀逸な出来。10年カスクストレングスらしいラフロイグの力強い個性と、10年とは思えない複雑な甘さが同居。余韻もとても長い。最近の10年カスクストレングスのなかでも高評価だったのも納得の素晴らしさ。蜂蜜感が強いので甘さが苦手な人には向いていないと思うが、ヨード・スモーク・バニラ・フルーツ・ハーブのバランスが抜群に良いと感じた。ボトルを何とか買いたいが・・・なかなか良いのが見つからないなぁ。。。