（１）特徴
・ブラック ダムネーション 19 - マエストロ／Black Damnation XIX - Maestro
・ストライセ醸造所（ベルギー）
・13.0%
・ロシアン・インペリアルスタウト
ストライセ醸造所は、ベルギーの西フランダース地方の村、オーストヴェーテレンにある2001年創業の醸造所。農場兼宿泊施設のオーナーだったUrbain Coutteau氏とPhilippe Driessens氏によって設立された醸造所で、当初は外部醸造所で生産委託をしていたものの2014年からは自前設備で醸造を行っているようです。歴史の浅い醸造所ですがビール愛好家からの評価は非常に高く、ビール評価サイトRatebeerで2008年に世界一の醸造所に選ばれたこともあります。
今回テイスティングしたブラック ダミネーションは2010年からリリースされているシリーズで、同蒸溜所を代表するインペリアルスタウトであるブラック アルバートに様々なアレンジを加えた商品です。第1～6弾までは一般で販売され、それ以降は醸造所や一部パブ、ビアフェスティバルなどで販売されているようです。
今回テイスティングしたのは2020年にリリースされた第19弾です。ブラック アルバートをマエストロ ラムバレル樽で熟成させたものとのことです。
（２）テイスティング
【香り】
コーヒーリキュール、深煎りのロースト麦芽、ダークチョコレート、焦げたラムレーズン、いちじく、オーク、シナモンやクローブ
【味】
チョコレート、生クリーム、ローストした麦芽、ダークフルーツ、ラムレーズン、カカオ、オーク
【総評】★
フルボディの濃厚さ、ラム樽感は大して無いと思いきやラムレーズン感がほのかに確かに感じられる。甘さに負けないロースト麦芽のビターさも良い感じ。しっかり濃厚で複雑な、素晴らしいインペリアルスタウト。
