ローデンバッハ クラシック/Rodenbach Classic

(1)特徴

ローデンバッハ クラシック/Rodenbach Classic

ローデンバッハ醸造所(ベルギー)

・5.2%

フランダースレッドエール

ローデンバッハ醸造所はベルギー北西部のルーセラーレにある、1821年創業の醸造所。フランダース(フレミッシュ)レッドエールの生産者として有名です。フランダースレッドエールは、レッドモルトを使用していて赤みがかっていること、ビール酵母のほかにラクトバチルスなどのバクテリアを用いていて乳酸味があること、バレルオークで数年に渡り熟成させること(ボトリング時に若い原酒とブレンド)などが特徴です。野生酵母ラクトバチルス由来の酸味のあるサワービールの一種です。ホップも使用されていますが、ビターさのためではなく、保存料としての役割がメインです。

今回テイスティングしたのは、同蒸溜所の最もスタンダードなレッドエールです。

(2)テイスティング

【香り】

バルサミコ、いちごキャンディ、ベリーや柑橘フルーツの酸味、ワインの赤やロゼ、オレンジワイン、穀物やオーク

 

【味】

オレンジやいちごの酸味あるフルーティさ、オークや藁、いちごジャム

 

【総評】

程よい癖のレッドエール。酸味あるフルーティさとオークが楽しい。樽感に加えてワイン感がかなり強く、少しオレンジワインやロゼに近い印象も。