(1)特徴
・ブレンアソール 11年/Blair Athol 11yo (Thompson Brothers)
・ブレアアソール蒸溜所、Thompson Brothers社ボトリング
・50.0%
・リフィルホグスヘッド樽で約10年半熟成後、PXホグスヘッド樽で7か月追加熟成
ブレアアソール蒸溜所は、南ハイランド地方ピトロクリ―(ピトロッホリー)に位置する、1798年創業の蒸溜所です。ブレンデッドウイスキーのベルの構成原酒として使用されており、シングルモルトとしての発売は、有名どころでは『花と動物シリーズ』の12年物などがあります。今回テイスティングしたのはThompson Brothers社がボトリングしたもので、リフィルホグスヘッド樽で約10年半熟成後、PXホグスヘッド樽で7か月追加熟成したものです。
(2)テイスティング
【香り】
乾いた麦芽、メープルシロップ、アップルタルト、シェリー、レーズンやデーツのダークフルーツ、微かにアーモンドや味噌
【味】
スパイシーな口あたり。メープルシロップ、干しブドウ、リンゴの蜜、アップルタルト。香ばしい麦芽にナッツやアニスの余韻。
【総評】
素直な麦芽やリンゴの風味に、シェリーの風味がどっしり乗っかった風味。シェリーの甘さはしつこくなく、あくまで麦芽の香ばしさをしっかり残しているところは好印象。少し単調な風味であることと余韻がベタっと不細工な点がマイナスだが、それでも十分楽しめる。