フリュー ケルシュ/Früh Kölsch

(1)特徴

・Früh Kölsch/フリュー ケルシュ

・フリュー醸造所(ドイツ)

・4.8%

ケルシュ

フリューは、1904年にPeter Josef Früh氏によって設立された醸造所。元々ケルン近郊のブリュールに持っていた醸造所を手放し、ケルンに設立したものです。

ケルシュと呼ばれるスタイルで、主にピルスナー麦芽を用いて、上面発酵酵母を下面発酵に近い低温下で醸造させることが特徴とされています。ケルンでの伝統的なスタイルで、1985年からはケルンで生産されたもののみがケルシュと名乗るようになっています。風味はフルーティな香りに軽快な麦芽感、強すぎないホップのビターさが特徴となっています。

(2)テイスティング

【香り】

香ばしい麦芽、上品で穏やかなフルーツ、マスカット、柑橘やサクランボ味のキャンディ、やや白いフローラルさのあるハーブ感

 

【味】

穏やかな麦芽、オレンジ、やや若めの梨、レモングラス、微かな柑橘ピール。微かなビターさと香ばしい麦芽、軽快で柔らかい余韻。

 

【総評】

柔らかく上品な麦芽とフルーティさ。フルーティさは柑橘やマスカットなどの瑞々しい風味で軽快、そこに柔らかい麦芽レモングラス系のハーブ感が優しく覆い被さってくる。余韻はビターさは控え目で軽快も、サッパリというよりも、優しく柔らかい余韻。ビターさは飲み進めていくうちに徐々に効いてくる。普段飲みには最適なバランスだと思う。