フェッターケアン 31年 (ケイデンヘッド)/Fettercairn 31yo (Cadenhead)

(1)特徴

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・フェッターケアン 31年 (ケイデンヘッド)/Fettercairn 31yo (Cadenhead)

・フェッターケアン蒸溜所

・54.7%

・バーボンホグスヘッド樽

フェッターケアン蒸溜所は東ハイランドに位置する、1824年創業の蒸溜所。現在はホワイト&マッカイ社が保有しています。余り名前は聞きませんが、スコットランドで二番目に古い認可蒸留所(一番目はグレンリベット)です。ポットスチルに冷却リングが取り付けられており、フルーティでスパイシーな風味やナッツ感が特徴とされています。

今回テイスティングしたのは、インディペンデントボトラーであるケイデンヘッド社のリリースで、バーボンホグスヘッド樽で31年間熟成させたフェッターケアン原酒をシングルカスクでボトリングしたものです。

(2)テイスティング

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【香り】

ハニカム、塩気、レモンやヨーグルトキャンディ、ローストパイナップル

 

【味】

トロピカルフルーツ、カラメル、オーク、パイナップル、発酵食品、麦芽、ローストフルーツ。余韻にかけて複雑なフルーツやバニラが広がり、かなり多層的な風味が長く続く

 

【総評】

バーボン樽長熟らしいトロピカルフルーツ主体で、そこにバターやバニラ、シナモンなどが多層的に出てくる。フルーティさが複雑ながら非常に綺麗にまとまった風味。シングルカスクだけど変な癖が無く、良いところだけ伸びているような印象でGood。