(1)特徴
※上記画像は参考です
・ポールジョン 7年 ケイデンヘッド/Paul John 7yo Cadenhead
・ジョン蒸溜所/ケイデンヘッド社ボトリング
・54.1%
ポールジョンは、1992年創業のインド第4位の酒造メーカー、ジョン・ディスティラリーズ社の商品です。世界遺産として有名なゴアに2009年にジョン蒸溜所を建設し、ウイスキー生産を開始しています。インド産の大麦麦芽に、スコットランド産・アイラ島産のピートを使用(ノンピートタイプの原酒もあります)、熟成は主にバーボン樽で行っています。
今回テイスティングしたものは、ケイデンヘッド社が2020年に開催したオンライン・テイスティングイベントのサンプルで、その時の動画は下記のYouTubeでも見ることができます。ゴアで3年熟成させた原酒を、スコットランドに運んで更に4年熟成させたものです。
(2)テイスティング
【香り】
枯葉と腐葉土、ローストした黄色い南国フルーツ、桃、キャラメル、レザー、塩気、ヤクルトやカルピスキャンデー
【味】
クリーミーでややビター、湿ったウッドスモーク、焼いたパイナップル、フローラル、パン、ナッツ、灰。余韻は、ジンジャーや香辛料のスパイシーさとコーヒーのビターさ。加水で香ばしい麦芽感が増す
【総評】
インディアン・シングルモルトらしく、南国フルーツの甘さと香辛料系のスパイシーな余韻があり、そこにウッドスモーキーさが力強く主張してくる。熟成感はとてもあり、飲みごたえのある一本。