(1)特徴
・ジョニーウォーカー 18年/Johnnie Walker 18 yo
・ジョンウォーカー&サンズ社(オーナーはディアジオ社)
・40%
・700mL、約7500円
ジョニーウォーカーのコアレンジ品の中では上位に位置する商品(この上にブルーボトルがあります)。ジョニーウォーカーらしい味わいを形成するタリスカーやラガヴーリン、カーデュに加えて、グレンオードやロイヤルロッホナガーもブレンドされているようで、上品なピートとフルーティーな香り、長期熟成らしい樽感が特徴です。
(2)テイスティング
【香り】
短熟のジョニーウォーカーと比較するとピートスモークは限りなくマイルドで上品、むしろバニラ・カスタードの甘さや、焼いたパイナップル・りんご・プラム・干しブドウのようなフルーティーさが広がる。麦芽感やオークの香りもよく感じられ、熟成感が楽しめる。
【味】
角が取れて円やかな口当たり。舌に乗せるとピートスモークや麦芽感も嗅いだ時に感じた以上に強く味わえる。オレンジやグレープフルーツのようなややビターな酸味と甘さ、バニラ味とバターのようなオイリーさ。塩気は結構強く、ビターなハーブ香や樽感も良く味わえる。加水するとオークがかなり開いて、バニラの甘みもより楽しめる。香りで感じられたほどの華やかさは無いものの、長期熟成感が良く感じられる味わい。
【総評】
長期熟成らしいフルーティーな香りは素晴らしく、味も上品で旨いが、ジョニーウォーカーである必要性が少し無くなっている気がする(ジョニ黒や15年と比べると、コスパもやや落ちる?)。ハイボール等はジョニ赤やジョニ黒に任せて、18年はストレートでじっくり香りを楽しみたい一本。