ハプキン (アルケン・マース)/Hapkin (Alken Maes)

(1)特徴

Hapkin - Brouwerij Alken-Maes - Untappd

・ハプキン (アルケン・マース)/Hapkin (Alken Maes)

・アルケン・マース醸造所(ベルギー)

・8.5%

・ベルジャン・ストロング・ゴールデンエール

アルケン・マース醸造所は、ベルギーで第2の規模を誇る醸造所。1988年に、アルケンにあったクリスタル・アルケン醸造所とコンティフ・ワールロースにあったマース醸造所が合併して誕生しました。この合併の前後にもグリムベンゲルやシネイなど他の醸造所の買収を繰り返しており、ハプキンも2002年にルウェージ醸造所を買収した時に加わったブランドです。2000年からスコティッシュニューキャッスル社を経て、2007年からはカールズバーグ/ハイネケン社がオーナーになっています。

今回テイスティングしたハプキンは、ベルギースタイルのストロング・ゴールデンエールです。1877年当時のレシピを再現したもので、Saazホップのアロマと瓶内発酵によるクリーミーでフルボディの風味が特徴とされています。”ハプキン”は12世紀にフランダースにいた伯爵ボーデウエン・ハプキンから取られており、彼の言った「斧の力で領土の平和を築こう」というメッセージから、本ボトルにも斧のマークが描かれています。

(2)テイスティング

【香り】

しっかり濃厚な麦汁、オレンジや黄桃、プラムのタルト、クローブ、ハイチュウ。重すぎない濃厚な麦汁とクリーミーなフルーティさ

 

【味】

スタンダードでしつこくない、ボディ感たっぷりの麦芽と麦汁、オレンジ、パイナップル、パン、ほのかなハーブ、ベルギー酵母の風味

 

【総評】★

高レベルのスタンダードな旨さ。特筆すべき個性はないが、ハイレベルで安定している。飲み進めると少し甘さがしつこく感じるが、不快ではない。完成度の高いビールだと思う。